みんなー元気?
あいなだよ😀
立川談志師匠の名言をお届けします。
現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいといったところで仕方ない。現実は事実だ。
この名言は、立川談志師匠が弟子の立川談春に向かって嫉妬について語った言葉の一説です。
己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。
一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。
本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。
しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。
芸人なんぞそういう輩のかたまりみたいなもんだ。
だがそんなことで状況は何も変わらない。
よく覚えとけ。現実は正解なんだ。
時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。
現実は事実だ。
そして現状を理解、分析してみろ。
そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。
現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。
現実の状況はすべて自分の行動が作り出したものです。
つまり、起きていることの原因はすべて自分自身にあるのです。
他人の足を引っ張ってる暇あったら、現状分析し、問題点を解決するための対策を考えて、それを実行していくことが大切だと談志師匠は教えてくれます。
立川談志とは?
7代目(ただし自称5代目)立川 談志は、1936年1月2日生まれで、2011年11月21日に喉頭癌のため死去しました。本名、松岡 克由(まつおか かつよし)です。
16歳で柳家小さんに入門、前座名「小よし」。18歳で二つ目に昇進し「小ゑん」。27歳で真打ちとなり、五代目立川談志を襲名しました。
立川談志師匠は、後世の落語ファンから、5代目三遊亭圓楽、3代目古今亭志ん朝、5代目春風亭柳朝(柳朝没後は8代目橘家圓蔵)と共に「江戸落語若手四天王」と呼ばれました。
その後、さんぎ(昭和46)年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選し、1977年まで国会議員をつとめました。
1983年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元になります。
ちなみに、立川流には、土橋亭里う馬、立川談四楼、立川志の輔、立川志らく、立川生志、立川雲水、立川談春などが所属しています。
立川談志師匠は、古典落語に広く通じ、現代と古典との乖離を絶えず意識しつつ、長年にわたって理論と感覚の両面から落語に挑み続けました。
さらに、古典落語を現代的価値観・感性で表現し直そうとする野心的努力が高く評価され、落語のみならず、講談、漫談をも得意とするなど、芸域の広さで知られました。